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皆様は屋根修理を含む屋根リフォームにおける『一括見積もりサイト』というものをご存知でしょうか？
『一括見積もりサイト』とは、皆様が簡単な情報を入力するだけで複数の屋根工事業者にその情報が渡され、複数の業者から一括で見積もりがとれるというサービスです。
一見すると、相見積もりをとる際に手間がかからず非常に便利なように感じますが、この『一括見積もりサイト』には大きな落とし穴がいくつも存在します。

ここでは、屋根修理の一括見積りサイトを利用する際の注意点についてお伝えします。

そもそも屋根工事の『一括見積もりサイト』とは？

『一括見積もりサイト』、これだけを聞けば「一度の簡単な入力で複数業者から見積もりがとれるなんて便利だし、自分で一社ずつ問い合わせるより手間が無くて良い」と感じると思います。
実際に、その便利さから近年では多くの方がこういったサイトを利用して屋根修理業者を探しているそうです。

しかし、そもそも『一括見積もりサイト』は、「屋根修理・屋根リフォームといった建築業界に一切関係の無いインターネット業者が、屋根工事業者とユーザーの間に割って入り、中間マージンを得ようとして作ったサイト」です。

ですので、『一括見積もりサイト』を通して成約した場合、登録している屋根工事業者は運営会社に成約手数料を支払わないといけない仕組みになっているものがほとんどです。
ではその成約手数料はどこから捻出するのか？
当然、皆様がお支払いになる屋根工事の工事金額からです。
つまり、本来80万円で済む工事なのに、裏で屋根工事業者が成約手数料を上乗せして、95万円と見積価格を出すケースも実際にあるのです。

しかし、実はこのように成約手数料を上乗せするケースはまだ良い方なのです。

こういった『一括見積もりサイト』は、登録している業者間の競争も激しく、仕事欲しさに本来100万円かかる工事を80万円で請け負う業者も存在します。
その差額の20万円はどうやって補填するのか？
答えは明白で、屋根という皆様から見えない環境なのを良いことに手抜き工事を行い、人件費や材料費を削減し、必要経費を安く抑えるのです。
そのため、見積もりを出してきた業者の中でも安すぎる見積もりを提出してくる業者には注意が必要です。

弊社もそうですが、本当に施工技術に自信があり、地元で信頼されており口コミや紹介によるご依頼で経営が成り立っている屋根工事業者ほど、『一括見積もりサイト』には登録していません。

また、『一括見積もりサイト』から一度でも問い合わせを行うと、一度で複数業者に個人情報が渡るため、半月程度は営業電話が頻繁にかかってくるそうです。
さらに、運営会社は成約しないと成約手数料がとれないため、早く契約を結ぶように急かしてくるそうです。
高額な工事代金が必要だからこそじっくり検討したい屋根工事なのに、契約を急かされても迷惑ですし、早く業者を決めてもじっくり業者を決めても施工の品質には何も変わりはないはずです。

本当に高品質で適正な価格で屋根工事を行いたいという方は、『一括見積もりサイト』は利用しない方が賢明と言えるでしょう。