防水技術の歴史(雨漏れ)NO1

古代文明までさかのぼりますが、屋根や壁の雨対策を防水によって行うようになったのは、比較的最近のことです。陸屋根防水のはじまりは、アメリカで1850年ごろです。当時、五大湖地方で製鉄産業が興り、必要なコークスを石炭から製造するとき、副産物として出るコールタール、ピッチは、最初に廃棄されていましたが、これらを紙やフェルトに浸み込ませ、またその積層に用いて防水層にしたもので、1868年に、マイケル・エレ・ジュニアがこの防水層の特許を取得したと記録されています。当時、大都市では、電灯が普及する以前の証明の主流だったガス灯に用いる石炭ガスの需要が多く、コールタール、ピッチはその製造の副産物であったあったとする説もあります。

コメント