雨樋工事とは?雨樋の必要性を解説

建物を囲うように設置されている雨樋は建物の維持には無くてなはらない設備です。この記事では、雨樋の必要性と雨樋工事の概要をご紹介します。

雨樋とは?

雨樋とは、屋根やベランダに溜まった雨水を流すために家屋に付いている、筒状の建材です。雨樋は、雨の多い日本では大変重要なものです。雨樋がなければ、屋根の水がそのまま大量に流れ落ち、騒音や水たまりの原因になります。また、木造住宅の場合、建物が腐食することもあります。

雨樋の交換の目安は約15年程と言われていますが住宅の環境によって差があります。

目で見て雨樋が曲がったり折れたりしている場合は、即交換や修理をすることをおススメします。

雨樋の役割

雨樋の役割には、大きく分けて2つあります。

建物を守る

雨樋がないと、屋根から流れる雨は軒先から外壁へ伝っていきます。すると外壁が雨水で汚れたり、雨漏りの原因となることがあります。雨樋が雨水を下水へ流すことで、このような被害から建物を守っているのです。

シロアリから家を守る

雨が軒先から地面に落ちると、建物の周囲が濡れやすくなります。そして、常に湿り気を帯びている状態になります。このような状態は、シロアリが住み着きやすいので注意が必要です。シロアリから家を守るためにも、雨樋は必要だということですね。

雨樋工事とは?

雨樋工事とは、古くなった雨樋や、割れたり曲がったりした雨樋を交換する工事のことを指します。まず必要に応じて足場をかけ、修理が必要な場所の確認を行い、雨樋を取り外します。取り外せない場合は、専用の工具で破損した箇所を切断します。次に、取り外した部分に新しい雨樋を取り付けて完成です。

雨樋を補修テープで補修する方法もありますが、これはあくまでも一時的な応急処置になります。応急処置を行った後は必ず修理業者に依頼をして交換や修繕を行うようにしましょう。

雨樋はDIYで交換できる?

雨樋工事の道具は、ホームセンターやネットで購入できます。そのため「自分で工事を行おう」と思う人もいるかもしれません。しかし、雨樋工事のDIYはおすすめしません。

なぜなら、雨樋工事には専門的な知識が必要ですし、足場が必要な場合もあるからです。訓練を受けていない素人の場合、足を踏み外して転落することもあり、非常に危険です。

また、素人が雨樋の交換を行うと、排水がうまくいかずに雨水があふれることもあります。そのため、雨樋工事は業者に頼むことをおすすめします。

雨樋は火災保険で交換できる?

台風や大雪で雨樋が壊れた場合、火災保険で修繕費を補填することができます。まずは、加入している火災保険の内容をご確認ください。

まとめ

雨樋の必要性や、雨樋工事の概要をご紹介しました。雨樋は存在感こそありませんが、家にとってなくてはならない設備です。大切な家に長く住めるようにするためにも、定期的な雨樋の点検を行いましょう。もし雨樋が割れたり曲がったりしている場合は、すぐに交換することをおすすめします。

首都圏屋根工房では雨樋修理も承っております。

破損や雨漏りが発生していましたらまずはご相談ください。

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